ソ・イングクが国民の彼氏になるまで――韓流ラブコメを支えた歌手×俳優の二刀流15年史

コンサートステージのライブ演奏 K-POP・韓流
Photo by Thibault Trillet on Pexels

マンスリー彼氏でジスと共演し話題になった、ソ・イングク。国民の彼氏というニックネームで知られるこの俳優兼歌手は、実は15年以上にわたって韓流エンタメの第一線を走り続けてきた。その軌跡を、歌手と俳優の二刀流という視点から掘り下げる。

デビューは「優勝」から始まった

2011年、韓国最大の音楽オーディション番組「Superstar K」シーズン2でソ・イングクは優勝を果たした。応募者数は134万人超。オーディションという公開の場で実力を証明した上でのデビューは、最初から「歌える人」として彼をポジショニングした。ファンがソ・イングクの歌声に異様な信頼を寄せるのは、その出発点にある。

俳優転向ではなく「同時進行」だった

歌手デビューから1年もたたない2012年、ドラマ「Reply 1997」で俳優デビューを果たす。視聴率7.4%の大ヒット作だ。「俳優に転向したのではない」という点が重要で、歌手活動を続けながら俳優業を並走させてきた。2014年の「君が歌う歌」、2016年の「嫉妬の化身」など、ラブコメを中心に安定したキャリアを築き続けた。

「マンスリー彼氏」が証明したこと

2021年に配信されたドラマ「マンスリー彼氏」で、ジス(BLACKPINK)と共演し話題をさらった。長年積み上げた演技の地力と、歌手としての表現力から来るセリフの間の取り方が、経験の浅い共演者を引き立てる。この作品をきっかけに新規ファンを大量に獲得した。

「国民の彼氏」と呼ばれる理由

「国民の彼氏」というニックネームは、彼が演じる役どころから自然に生まれた。お節介だけど誠実、ちょっと不器用だけど一途。そういったラブコメの定番ヒーロー像を、実写で最もリアルに体現できる俳優として定着した。2022年に海兵隊を除隊した後も、「兵役中に音楽と演技への想いが深まった」と語り、復帰後への強いモチベーションを見せた。

軍除隊後、第二章が始まっている

2020年に入隊し、2022年6月に除隊したソ・イングクは、現在まさにキャリアの第二章を歩んでいる。入隊前に撮影し2021年に公開された映画「ミッドナイト」は彼の演技幅を改めて示した。歌手として磨いた声、俳優として積んだ経験、スクリーンを通じて視聴者が「彼氏」と呼びたくなる人間的な引力。「マンスリー彼氏のあの人」をきっかけにしてもいい。ここから先、ソ・イングクの歴史を掘りにいく価値は十分にある。

コメント

タイトルとURLをコピーしました