ソン・ハンビンがKCON初代グローバルアンバサダーに就任——ZB1リーダーが歩む世界への道

K-POPコンサートのステージ K-POP・韓流
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2026年2月20日、ソン・ハンビンという名前がK-POPシーンの歴史に刻まれた。世界最大規模のK-カルチャーフェス「KCON」が14年の歴史で初めてグローバルアンバサダー制度を設け、その記念すべき初代に選んだのがZEROBASEONEのリーダー、ソン・ハンビンだった。デビューの舞台が、今度は世界を代表する舞台へと姿を変えた瞬間だ。

KCONとは何か——14年で築いたK-カルチャーの殿堂

KCONは2012年、CJ ENMが「K-POP以外のコンテンツも含めた韓国文化を世界に届ける」という構想のもとで立ち上げたイベントだ。アメリカ・ロサンゼルスでの第1回開催以来、日本・フランス・タイ・オーストラリアなど年々開催地を拡大し、累計動員数は100万人を超えるとも言われている。K-POP、Kビューティー、Kフード、Kドラマが一堂に会する「韓国文化の総合祭典」として、今ではファンにとって年に一度の聖地巡礼のような存在になった。

コンサートパートとコンベンションパートの二本立てで構成され、アーティストのライブはもちろん、ファンミーティング形式のM&Gや、美容・グルメブースとの回遊型体験が特徴だ。ここに14年間アンバサダーが存在しなかったのは、それだけ「顔」を一人に絞る判断が難しかったということでもある。それほどの役職に、ソン・ハンビンは選ばれた。

なぜ「初代」はソン・ハンビンなのか

選出の理由を想像するのは難しくない。まず実績がある。ZEROBASEONEはデビューアルバム『YOUTH IN THE SHADE』から6作連続でミリオンセールスを達成し、第5世代K-POPグループとして初めてアルバム累計販売数900万枚超を記録している。グローバルなファンベースの規模と熱量は、K-POPシーンでもトップクラスだ。

次に発信力がある。ソン・ハンビンはMnet「M COUNTDOWN」などのMCとして安定した進行力を見せており、アイドルとしての表現力と司会者としての言語化能力を兼ね備えている。KCONアンバサダーに求められるのは「ステージを魅せる力」だけでなく、K-カルチャー全体のコアバリューを言葉で届ける力でもある。その条件を満たすアーティストとして、ハンビンの名前が浮かんだのは必然と言えるだろう。

そして何より、KCONとの縁がある。ZEROBASEONEはKCONのステージでグローバルデビューを果たしており、ハンビン自身も「人生の転換点のひとつ」と語っている。単なるスター起用ではなく、KCONの歴史と個人の物語が重なる場所にこの就任がある。

新生ZEROBASEONEの始まり——4人の卒業と5人の出発

タイミングとして見逃せないのが、グループ体制の変化だ。ZEROBASEONEは2026年3月13日から15日にソウル・KSPO DOMEで行われたアンコールコンサートをもって、ジャン・ハオ・リッキー・キム・ギュビン・ハン・ユジンの4人が卒業した。以降はソン・ハンビン・キム・ジウン・ソク・マシュー・キム・テレ・パク・ゴヌクの5人体制で「新生ZEROBASEONE」として活動を続けている。

グループが変わる——そのタイミングで個人として世界へ踏み出す。ファンにとっては複雑な感情を抱える時期かもしれない。しかしアンバサダー就任は、新体制でのスタートに力強い追い風を吹き込む宣言でもある。5月のカムバックに向けて国内外の有力クリエイターとともに新譜を制作中とされており、グループとしての再出発とグローバルな個人活動が同時に加速している。

KCON JAPAN 2026——幕張での初仕事、そして世界へ

アンバサダーとして最初の公務となるのが、2026年5月8日から10日に千葉・幕張メッセで開催される「KCON JAPAN 2026」だ。新生ZEROBASEONEとしての出演も同時発表されており、リーダーとして、アンバサダーとして、二つの顔で臨む特別な三日間になる。KCONの日本開催は毎年動員規模が大きく、2024年は3日間で約10万人を集めたことで知られる。それだけの規模の舞台で初仕事に臨むというのは、プレッシャーと同時に、ハンビンのブランド価値を改めて証明する機会でもある。

さらに夏には舞台がアメリカへ移る。8月14日から16日、ロサンゼルスで「KCON LA 2026」が控えており、欧米のK-POPファン層に向けた発信の場になる見込みだ。日本とアメリカを主戦場に、2026年はソン・ハンビンにとってまさに「グローバル元年」となる年になりそうだ。

ZB1のデビューからここまで——数字で振り返る驚異の成長

ZEROBASEONEがどれほどのスピードで駆け上がってきたかを改めて整理したい。2023年7月のデビュー以来、初週の販売数でK-POPのチャートを塗り替え続けてきた。各アルバムが100万枚を超えるペースでセールスを伸ばし、わずか2年足らずで累計900万枚超に到達した数字は、先行する世代のグループと比較しても異例のペースだ。

BTSやSEVENTEENといった先輩グループが数年かけて積み上げた記録に、ZEROBASEONEはわずか2年で追いつきつつある。この成長曲線がそのまま続けば、今後のK-POPシーンでの存在感はさらに大きくなるとみられている。ソン・ハンビンのアンバサダー就任は、その流れをさらに加速させる可能性がある。

ファンへのメッセージ——不安よりも期待が上回る理由

ZEROBASEONEの体制変更について複雑な思いを持つファンも少なくないはずだ。しかし、ソン・ハンビンのアンバサダー就任というニュースは、グループの未来への期待を積み上げるものとして受け取ってほしい。K-POPシーン全体を代表する顔として選ばれたということは、それだけハンビンとZEROBASEONEが世界から認められている証拠だ。

デビューの瞬間に立ち会った場所が、今度は世界への出発点になる。その現場を目撃できる機会が、幕張にある。5月の新譜カムバックと合わせて、2026年前半はZEROBASEONEにとって歴史的な期間になるとみられている。ソン・ハンビンがKCONの顔として何を語り、何を届けるか——その言葉と姿を楽しみに待ちたい。

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