山崎賢人、キングダム累計1700万人・興収245億円——実写映画で頂点に立った俣優の軌跡で2026年

Photo by Lê Minh / Pexels 映画・ドラマ
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山崎賢人主演の「キングダム」シリーズ4作で、累計1700万人以上が映画館へ足を運んだ――この数字を聞いて、「そんなにか」と思った人は少なくないはずだ。山崎賢人は今、日本の実写映画界においてほかに替がきかない俣優として君臨している。「実写映画の帝王」と呼ばれる山崎賢人がここまで登り詰めた道のりを、データとともに振り返る。

なぜキングダムはここまで大きくなったのか

「キングダム」シリーズ第1作が公開されたのは2019年。原作は原泰久による歴史漫画で、累計発行部数は9000万部を超える。当初「実写化は難しい」という声もあったが、山崎賢人が演じた主人公・信の熱量が観客の心をつかんだ。

第4作「大将軍の帰還」(2024年)を含むシリーズ累計動員は1700万人超、興行収入は245億円を突破。これは邦画実写作品の中でもトップクラスの数字だ。シリーズものとして興収が右肩上がりを続ける構造は、日本映画界では珍しい。

背景には、山崎が各作品ごとにアクションシーンへ真剣に取り組んできた姿勢がある。殺陕の訓練を重ね、CGに頼りすぎない肉体的な演技を貫いた。「信」という役が単なるヒーローでなく、泥臭く感情的な人物であることも、幅広い層を引きつけた理由のひとつだ。

日本アカデミー賞受賞という「格」の証明

2025年、山崎賢人は第48回日本アカデミー賞で優秀主演男優賞を受賞した。キングダムシリーズで築いた実績が、映画界からの正式な評価として結実した形だ。

日本アカデミー賞の主演男優賞は、興行成績だけでなく演技の質も問われる。商業的なアクション大作の主演俣優が受賞するケースはそれほど多くなく、山崎賢人の受賞は「エンタメと演技の両立」を体現したものとして業界内でも注目を集めた。シリーズを重ねるたびにキャラクターへの深い感情を幾度も言葉にしてきた山崎賢人にとって、1作目から6年越しの評価でもある。

ゴールデンカムイとアリスが示す「一本柱」からの脱却

キングダム以外の代表作も忘れてはならない。2024年公開の「ゴールデンカムイ」では、元陸軍兵士・杉元佐一を熱演。北海道の雪原を舞台にした過酷なアクションと、戦争の傷を抱えた男の複雑な内面を両立させた。続編制作が決定するほどの反響を呼び、2026年3月には「網走監獄襲撃編」が公開される。

Netflixオリジナルドラマ「今際の国のアリス」シーズン3は、配信後に世界87か国TOP10入りを記録。日本の俣優として異例の数字であり、国内にとどまらない知名度の広がりを示している。

複数の大型作品を並行して成功させている点が、山崎賢人の強みだ。特定の役柄やシリーズに依存しない俣優としての幅が、ここ数年で確実に広がっている。

2026年、二つの決戦が待っている

2026年は3月に「ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編」、第5作「キングダム 魂の決戦」と、大型実写映画が2本続く。それでも、山崎賢人はこのペースを維持している。現場で積み上げてきた信頼が次の仕事を呼び、数字はさらに積み上がっていく。

実写映画の帝王という呼び名は、おそらく本人が望んで得たものではない。でも、この10年の軌跡を振り返れば、その言葉には十分な根拠がある。〦2026年の夏が終わる頃、1700万人という数字はさらに更新されているはずだ。まだ観ていない作品があるなら、この機会に追いかけてみてほしい。

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