Boys Planetというサバイバルで生まれた9人が、約2年半で歴史にピリオドを打つ。でもそれは終わりじゃない。2026年3月、ZEROBASEONEは5人体制で新たな章を開く。
ZB1誕生から約2年半──9人が刻んだ軌跡
2023年9月、MnetのオーディションBoys Planetから誕生したZEROBASEONE(通称:ゼベワン、ZB1)。ソン・ハンビン、キム・ジウン、ジャン・ハオ、ソク・マシュー、キム・テレ、リッキー、キム・ギュビン、ハン・ユジン、パク・ゴヌク──9人が世界各国のファンの投票によって選ばれ、グループとして産声を上げた。デビュー曲In Bloomは2023年の韓国チャートを席巻し、2024年には日本武道館公演を含むアジアツアーを敢行。わずか1年でアリーナクラスのアーティストへと駆け上がった速度は、K-POP史に残るロケットスタートのひとつとして語られる。ファンダムゼベワンの熱量は国内外を問わず高く、SNSではトレンドを連日席巻してきた。
「解散じゃない」──K-POP史上まれな再構成という選択
2026年2月12日、WAKEONE公式が発表した内容によれば、ジャン・ハオ、リッキー、キム・ギュビン、ハン・ユジンの4名はもともとYH Entertainmentからの合流メンバーであり、プロジェクト期間の満了とともに元事務所へ帰還する形となった。残留するのは、ソン・ハンビン、キム・ジウン、ソク・マシュー、キム・テレ、パク・ゴヌクの5人。2026年3月13〜15日にソウルKSPOドームで開催された最後の9人体制コンサートをもってバトンを引き継いだ。グループが完全解散せず、名前もコンセプトも継続するという選択は、K-POPの長い歴史においてもなお珍しい。これはグループブランドとファンダムへの敬意を最優先にした判断だ。
ファンが感じる「喪失」と「期待」の間で
Boys Planetからリアルタイムで追ってきたファンにとって、9人体制の終了はひとつの青春の終わりでもある。特定のメンバーを推していた人にとっては、いっそう複雑な感情が渦巻くかもしれない。SNS上ではさよならだけど、ありがとう、新しいZB1も絶対に見届けるという言葉が飛び交い、その温度差がそのままファンダムの多様性を映し出している。K-POPファン文化において卒業や脱退は避けられない現実だ。しかし、その悲しみを誰かと共有できるコミュニティがある分、ゼベワンはそれをひとりで抱え込まなくていい。
5人が描く、ZB1の「ゼロからの再スタート」
グループ名のZEROに込められた意味をここで改めて問い直したい。ゼロを起点に、無限の可能性へというコンセプトで生まれたこのグループは、今またゼロから積み上げる場所に立っている。5人体制での新章は2026年5月のカムバックが予定されており、WAKEONEは既存ファンへのリスペクトを忘れないメッセージを発信し続けている。9人時代の楽曲はそのままの形でストリーミングに残り、新生ZB1はその上に新たな記録を積み重ねていく。Boys Planetから始まった物語は、続く。形を変えながら、でも確かに続いていく。新生ZB1の第一歩を、あなたの目で確かめてほしい。


コメント