スプラトゥーン3(スプラ3)のXマッチに、大きな変化が訪れた。2026年3月配信のVer.11.1.0では、長年プレイヤーを悩ませてきたマッチメイクの改善が実施された。シーズン開始直後に発生するXパワー乖離マッチの問題が、ついに本格的なテコ入れを受けることになる。
シーズン初週、なぜあんなに地獄なのか
XマッチはシーズンごとにプレイヤーのXパワーがリセットされる仕組みだ。ただし、完全ゼロからではなく「推定Xパワー」という内部値を基準にマッチングが行われる。問題はここにあった。
シーズン初日から猛烈に潜り込むトッププレイヤーたちは、推定Xパワーが高い状態で次々と対戦をこなすことになる。一方、数日後に参加するプレイヤーはまだ推定値が不安定なままマッチングプールに投入される。その結果、「Xパワー2000台のプレイヤー」と「本来なら3500クラスの猛者」が同じ試合に放り込まれるという、誰も得しない状況が生まれていた。コミュニティでは長らく「Xマッチは最初の1週間が地獄」という認識が定着。X(旧Twitter)では毎シーズン開始直後に「また理不尽マッチ」という嘆きが溢れていた。
Ver.11.1.0が変えたこと
今回のアップデートで任天堂が行ったのは、マッチメイクの「許容Xパワー差の範囲」を絞り込む調整だ。これまで待機時間を短縮するために広めに取っていた実力差の許容幅を、シーズン序盤に限って厳格化した。
具体的には、推定Xパワーが安定していないプレイヤー同士を優先的に組み合わせるロジックが強化されているとみられる。待機時間がわずかに伸びる可能性はあるが、「10分待っても実力の近い相手と当たる」方が体験として遥かにまともという判断だ。また、シーズン序盤はXパワーの変動幅が大きく設定されており、早期に正確な実力値に収束させる仕組みも導入されたとみられる。
ハンコ調整との相乗効果
Ver.11.1.0ではブキバランスの調整も実施されており、特にハンコの軌道変更が注目を集めている。長らく「ゴリ押しスペシャル」として一部で嫌われていたハンコは、ボールの軌道をわずかに予測しやすく調整。マッチメイク改善とブキ調整が重なることで、「まともな相手とまともなブキ編成で戦える環境」がより多くのプレイヤーに届きやすくなる。これは単なる数字の調整以上の、ゲーム体験の質的な変化と言っていい。
直近のシーズン、まずXマッチに飛び込んでみよう
Ver.11.1.0のマッチメイク改善が実際にどう機能するかは、プレイヤーの集合知がすぐに教えてくれるだろう。不満が出れば任天堂は素直にフィードバックを受け取る開発姿勢を示してきた会社だ。
まだXマッチに踏み込めていない人も、このタイミングが入り時かもしれない。そのためのシステムが、ようやく整ってきた。


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