BTS V(キム・テヒョン)除隊後の活動まとめ──Layover・フォトブック・ARIRANGで見えた個の覚醒

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Photo by Wendy Wei on Pexels

BTS V(キム・テヒョン)が除隊後の活動を本格化させている。2024年2月に入隊し2025年6月に除隊したV(キム・テヒョン)は、フォトブック2冊・写真展・そしてARIRANG TV出演というBTS完全体復帰まで、次々と活動を展開した。待っていたという感情が、ここにいるという存在によってようやく報われる瞬間を、ARMYたちは2025年後半に目撃した。

兵役前夜に残したLayoverという伏線

2023年9月リリースの1stソロアルバム『Layover』は、入隊直前の作品として異例の静けさをまとっていた。Layoverとは乗り継ぎの待ち時間を意味する英単語。ソロキャリアの入口でありながら先の休止を見越したようなタイトルは後から振り返ると意図的な予告に見える。収録曲Rainy DaysやBlueは、Vの低音ボイスが静かに広がるジャジーなポップス。リリースから各プラットフォームで多数の再生を記録し、兵役中ARMYたちはこのアルバムを繰り返し聴きVの不在を埋めようとした。

写真という言語──フォトブック2冊が語る内面

除隊後のVが選んだ表現の一つが写真だった。2025年後半リリースのフォトブックTYPE非とSWIMは、グラビア的なアイドル写真集とは一線を画す内容で、詩的なテキストが随所に散りばめられた。TYPE非は都市と孤独をモチーフにした白黒基調の作品集で、SWIMは水と光をテーマに個人的な感情の流れを追う内容。どちらもコンセプトを自身が深く関与して制作しており、表現者としてのキム・テヒョンという像が鮮明になった。

ソウル・光化門でARMYと再会した夜

写真展もV除隊後の活動として記憶に残る出来事だった。ソウルで開催された写真展には国内外から多くのファンが訪れSNSで拡散された。そして光化門広場でのライブイベント。BTS完全体として表舞台に戻った瞬間、配信で見ていたARMYから涙が止まらないというコメントが世界中を埋め尽くした。入隊前のステージから数えれば2年以上ぶりの再会だった。

ARIRANG TVが証明したこと

韓国の海外向け公共放送局ARIRANG TVでのBTS完全体出演は、単なるグループ復帰以上の意味を持った。Vはそこでソロ活動を経た個としての表現者として立っていた。テテが変わった、深まったという静かな確信をファンに与えた。

グループと個、その両立の先に

BTSというグループの中でVは常に独特のポジションにいた。Layover以降の活動を見ると、彼はVというステージネームを守りながらキム・テヒョンという個人の表現を着実に積み上げている。除隊を経て帰ってきた彼の活動は、単なる復帰ではなく更新と呼ぶほうが正確かもしれない。フォトブック、写真展、ARIRANGがそれぞれ線として繋がり一人のアーティストの軌跡を描いている。ARMYは今、固唾を飲んでその先を見守っている。Layoverをもう一度聴きながらVのこれからを待ちたい。

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