山﨑賢人、2026年に2大実写主演——「ゴールデンカムイ」と「キングダム」を同年に担う俳優の選択眼

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一人の俳優が、同じ年に2本の超大作実写映画の主演を張る。どちらも原作ファン数百万人を抱える漫画の実写化で、舞台も時代もキャラクターの質も全く異なる——それをやってのけているのが、山﨑賢人という俳優だ。

2026年、山﨑賢人に何が起きているのか

「ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編」とキングダム最新作。この2作が2026年に公開予定であることは、すでに映画ファンの間では知られた話だ。しかし改めて並べると、その異常さに気づく。舞台は明治末期の北海道と古代中国。主人公の性格も、杉元佐一の剥き出しの生命力と、キングダムで見せる勇猛果敢さでは全く異なる肉体言語が求められる。それを一人の俳優が同年に演じ分ける。日本映画史においても、これほどのスケールで2大フランチャイズを同時に担った俳優はほとんどいない。

転換点は「今際の国のアリス」だった

山﨑賢人のキャリアに決定的な変化をもたらしたのは、2020年に配信されたNetflixシリーズ「今際の国のアリス」だ。世界190カ国以上で配信されたこの作品は、全世界累計9000万世帯以上が視聴したとされる大ヒットとなった。日本のドラマがグローバル市場で評価される流れを加速させたという意味でも歴史的な作品だが、同時に「身体を張った演技ができる俳優・山﨑賢人」という評価を世界規模に引き上げた。

「消えない俳優」が持つ選択眼

芸能界では、ヒット作の直後に姿が見えなくなる俳優も少なくない。山﨑賢人がそうならない理由の一つは、作品の選び方にある。「ゴールデンカムイ」もキングダムも、続編が複数本見込める大型シリーズ作品だ。1本の当たりに頼るのではなく、複数年にわたってスクリーンに存在し続ける構造を持つ作品を選ぶ。前作「キングダム 大将軍の帰還」は興行収入40億円超えとされており、シリーズとしての信頼は積み上がっている。

2026年の日本映画に与える影響

コロナ禍で落ち込んだ映画館の観客動員数が回復基調を続ける中、原作ファン層を確実に取り込める大型実写作品は市場全体の支柱として機能する。山﨑賢人が主演する2作品が同年に公開されることで、映画館に足を運ぶ動機が生まれる観客は相当数にのぼるはずだ。一人の俳優が興行の柱を2本同時に支えるという構図は、制作側の信頼の証でもある。

次に彼が選ぶ役が、すべてを語る

2大超大作に挟まれながら、山﨑賢人が次にどんな仕事を選ぶかには既に注目が集まっている。フランチャイズの中で深みを増すのか、全く別の文脈で意表を突くのか。どちらに進んだとしても、2026年は彼のキャリアにとって決定的な1年だ。2作品どちらかを観に行けば、その答えの片鱗はスクリーンの中にある。

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