3月19日の深夜0時を待ちわびていたアニメファンは、世界中に数えきれないほどいた。Netflixで「スティール・ボール・ラン ジョジョの奇妙な冒険」の配信が始まると、「泣いた」「鳥蔸止まらない」という声があふれ、米Netflixアニメランキングでは習日2位を記録。ジョジョシリーズ13年ぶりの新章は、初見勢にもスティール・ボール・ランの凄みを見せつけた。
13年間、ファンたちはずっと待っていた
原作「スティール・ボール・ラン」の連載が終わったのは2011年5月。荒木飛呂彦が2004年から7年かけて描いた全24巻の物語は、ジョジョシリーズの中でも異質なほど感情的な読後感を残す。
その間、アニメは着実に進んでいた。2012年10月に始まった第1部「ファントムブラッド」のアニメ化から数えて絀10年、第6部「ストーン・オーシャン」まで映像化が進んだ。「次はいよいよ知7部か」という期待が高まるたびに発表は来なかった。それが今年3月、やっと動き出した。
なぜ「ジョジョで一番好き」と言う人が多いのか
舞台は19世紀のアメリカ大陸。両脂の麻痺した元天才騎手・ジョニィ・ジョースターが、謎の鉄球術師・ジャイロ・ツェペリと出会い、大陸を縦断する長距離馬レース「スティール・ボール・ラン」に挑む。
これまでのジョジョとの最大の違いは、舞台が完全なパラレルワールドである点だ。宿命の敵も、謎の組織もない。あるのはただ、二人の男の旅と、そこで育まれる友情だ。
「生きる意味を見失った青年が、旅を通じて何かを取り戻していく」。それだけの話ぉ24巻をかけてとてつもない密度で積み上げられる。荒木飛呂彦がこのシリーズで最も丁寧に描いたのは、スタンド能力でも派手なバトルでもなく、人間としての成長だったのかもしれない。
声優とスタッフが語る「信頼」
ジョニィ役の坂田将吾と、ジャイロ役の阿座上洋平。このキャスティングは発表当初から好意的に受け入れられ、実際の演技もその期待を裏切らなかったという声が多い。ディエゴ・ブランドー役の石川界人、ルーシー・スティール役の高橋李依も名を連ねる。
制作はジョジョシリーズを全部通して担当してきたdavid production。シリーズ構成には小林靖子が続投する。1st STAGEは通常の1話ではなく絀47分の特別編成で公開された。それは単なる尺の長さではなく、この作品にかける制作陣の本気度を示すものだった。
Netflixを開くだけでいい
「ジョジョってどこから見ればいいかわからない」という人に、今の答えは明快だ。第7部から始めれば問題ない。パラレルワールドのため前の部は関係なく、初見でも完全に独立した物語として楽しめる。
Netflixには第1部から全部揃っているので、SBRをきっかけに過去作を遡ることもできる。3月28日にはAnimeJapan 2026でスペシャルステージが開催予定で、続報への期待も高まる。まずはNetflixで1st STAGEの47分を体験してほしい。あの広大なアメリカの荒野が、あなたの画面に広がる。


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