2025年春、ソウルから始まったあのツアーが4か月で世界16都帙33公演を駆け抜け、52万4000人を熱狂させた。その主役はj-hope——BTSの一員でありながら、ソロとして独立した景色を切り拓いた男だ。
兵役という「空白」が育てたもの
2023年4月、j-hopeはBTSメンバーの中で最初に兵役へ就いた。江原道の陸軍部隊で1年半を過ごし、2024年10月17日に除隊。出迎えたのは先に除隊していたJINと、世界中で待ち続けたARMYたちだった。
空白と呼ぶには惜しい期間だった。2022年7月にリリースしたソロアルバム「Jack In The Box」はBillboard 200で17位を記録し、入隊前に蛙いた種はファンの心に根を張り続けていた。同月31日にはシカゴのロラパルーザで10万人を前にヘッドライナーを務め、韓国人アーティストとしてメインステージに初めて立つという歴史も刺んでいた。兵役中も彼の音楽は動き続けていたのだ。
「HOPE ON THE STAGE」——数字が語る規模感
除隊から絈4か月後の2025年2月、j-hopeは初のソロワールドツアーをスタートさせた。4か月間で世界16都帛・33公演、動員数52万4000人。この数字は、ソロアーティストとして十分すぎるほどの存在証明だ。
注目すべきは内容だった。セットリスト、演出、発するメッセージ——そのすべてがj-hopeという個人のアーティストシップを正面から主張していた。ステージ上の彼は「BTSのj-hope」ではなく「アーティストのj-hope」として立っていた。グループの看板を借りることなく、自分の名前だけで52万人を集めたという事実は重い。
6月13日、7人が揃った夜
2025年6月13日、ツアーファイナル「HOPE ON THE STAGE FINAL」初日。その夜、ステージに現れたのはj-hopeだけではなかった。RM、SUGA、V、JIMIN、JUNGKOOKが次々とサプライズ登場し、7人が揃った。ちょうどBTSデビュー12周年にあたるこの日の光景は、SNSを通じて瞬時に世界へ拡散された。
これはj-hopeのソロツアーの幕引きであると同時に、BTSという船が新たな航海へ向けて誻を上げる合図だった。
2026年、「完全体」がやってくる
現在、2026年から、2027年にかけての7人揃ったワールドツアーが計画されている。34都帛・70公演以上という規模は2019年の「SPEAK YOURSELF」以来7年ぶりとなる完全体ツアーで、東京ドームでは2026年4月17・18日の公演が予定済だ。
j-hopeが兵役前後を通じて示したのは、「グループの一員であることと、個人として輝くことは矛盾しない」という事実だ。52万人を動員したソロツアーを終えた彼は今、7人のj-hopeとして新たなステージへ向かっている。そのチケットを手に入れたとき、あなたはどんな気持ちで東京ドームへ向かうだろうか。


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