2024年3月、ILLIT(イリット)のデビュー曲「Magnetic」が韓国の音楽チャートに衝撃を与えた。K-POPファンの間でいち早く話題となったこのグループ、実は5人のうち2人が日本人という点でも異彩を放っている。第5世代K-POPの新勢力として急浮上したILLITの全貌に迫る。
デビュー初日に歴史を刻んだ「Magnetic」
2024年3月25日、ILLITは1stミニアルバム「SUPER REAL ME」でデビュー。「Magnetic」はMelonのリアルタイムチャートで初登場1位を記録し、Spotifyのグローバルチャートにランクインするなど、新人グループとしては異例の快挙を達成した。サビのメロディーは一度耳にしたら頭から離れない引力があり、振付のハンドサインはTikTokで世界中に広がった。
HYBEが選んだ5人のルーツ
ILLITはHYBEとCJ ENMが共同設立したBELIFT LABに所属する。2023年放送のサバイバルオーディション「R U Next?」を経て選ばれた5人——ユナ、フレシア、モカ、イロハ、ミンジュで結成された。モカ(木本もか)とイロハ(伊藤いろは)の2人が日本人で、5人中2人を占める構成はK-POP全体でも珍しい。
日本人メンバー2人が担う「架け橋」の役割
LE SSERAFIMやNewJeansで韓国・北米市場を攻略してきたHYBEが、ILLITでは日本市場への明確な意思を見せている。モカとイロハはSNSでも積極的に日本語でコミュニケーションをとり、日本ファンとの距離を縮め続けている。「応援しやすいグループ」という入り口を用意しながら、2人を通じてグループ全体への親近感を育てる——HYBEのローカライズ戦略の最新形ともいえる。
NewJeans・LE SSERAFIM・BABYMONSTERと何が違うのか
第5世代K-POPのシーンは個性の宝庫だ。NewJeansがY2Kリバイバルで勝負し、LE SSERAFIMが力強さで存在感を示すなか、ILLITが選んだのは「ガーリーでかわいい、でも芯がある」絶妙なポジション。同じHYBE系のBABYMONSTERがパワフルなパフォーマンスで圧倒する路線に対し、ILLITは柔らかいビジュアルとポップなサウンドで幅広い女性ファンを取り込む。
ILLITの次のステージへ
デビューから1年が経ち、ILLITは国内外のコンサートや日本でのイベント出演を本格化させている。第5世代K-POPに独自のポジションを確立した彼女たちが、次にどんな音楽で私たちを引き寄せるのか——目が離せない。「Magnetic」をまだ聴いたことがないなら、まず公式MVを再生してほしい。その吸引力、言葉より体験が早い。


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