山田裕貴、日本アカデミー賞受賞からTBS主演ドラマまで——35歳で迎えた俳優人生の本番

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「最近、山田裕貴をよく見る気がする」——そう感じているなら、その直感は正しい。2026年3月13日、第49回日本アカデミー賞授賞式で優秀主演男優賞を受賞してから、この俳優の名前はエンタメの至るところに登場し始めている。

アカデミー賞の壇上で流した涙

映画「爆弾」での主演が評価され、優秀主演男優賞を受賞した山田裕貴。同作は最優秀作品賞を含む12冠に輝いた。授賞式で共演者・佐藤二朗が優秀助演男優賞を受賞した瞬間、目をつぶってぐっと堪えた様子が映し出された。連続爆破事件を起こす天才的な犯人役は、それまでのイメージとは大きくかけ離れた挑戦で、狂気と知性が同居するキャラクターへの演技がSNSで拡散し、「こんなすごい俳優だったのか」という再発見の声が広まった。

2026年3月26日、土方歳三として現れた

受賞からわずか2週間後の3月26〜27日、TBSの特別ドラマ「ちるらん 新撰組の鎮魂歌」が放送された。U-NEXT独占配信も同時展開という大型プロジェクトで、山田が演じるのは新選組の鬼の副長・土方歳三だ。2012年に「海賊戦隊ゴーカイジャー」でデビューし、剣を持って戦う役からキャリアをスタートさせた彼が、幕末最強の剣客を演じる——この役は14年分の積み上げの集大成とも言える。

シリーズ累計245億円超の「キングダム」にも参戦

7月17日には映画「キングダム 魂の決戦」が公開予定。山田裕貴が演じるのは、復讐に生きる異形の将軍・万極だ。前4作で累計245億円超の興行収入を誇る超大型フランチャイズへの参加は、業界からの信頼度の高さを示している。アカデミー賞→TBS主演ドラマ→キングダム参戦が同じ年に重なる俳優は、なかなかいない。

ラジオと結婚、「近さ」が生む別の強さ

毎週月曜25時、ニッポン放送「山田裕貴のオールナイトニッポン」では、スクリーンとは別の顔を見せる。テンポのよいトークと飾らない笑いのセンスが、コアなファン以外への間口を広げている。2024年3月には女優・西野七瀬との結婚を発表。出会いはドラマ「ハコヅメ」の共演で、「モンスターハンターで意気投合した」という馴れ初めは、いかにも彼らしくてどこか微笑ましい。

35歳、ようやく「主演俳優」が板についてきた

1990年生まれ、現在35歳。デビューから14年かけて積み上げてきた信頼が、2026年に一気に花開いた。次にどんな役を選ぶのか、どんな監督と組むのか。この先の山田裕貴から、目が離せない。

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